万が一避妊に失敗してしまった時、すぐに服用すればほぼ確実に妊娠を回避することができるのがアフターピルです。
アフターピルという名前は聞いたことがあるものの、詳しい効果や使用方法は分からないという人も多いでしょう。

アフターピルを使う上で最も重要なのは、避妊の失敗からできるだけ早く服用するということです。
しかし、忙しくて病院へ行けない人などは服用が遅くなり、妊娠してしまう可能性もあります。
それを避けるためにも通販で事前にアフターピルを入手しておいた方が安心なのですが、自分で利用する以上は効果だけでなく副作用や注意点などもしっかり理解しておく必要があります。
正しく効果を得るためにも、これらの情報を知っておくようにしましょう。

アフターピルってどんな効果があるの?

アフターピルは別名緊急避妊薬とも呼ばれており、その名の通り望まぬ妊娠を避けることのできる最後の砦となっている医薬品です。
単にパートナーとの性行為で避妊に失敗した場合だけでなく、同意のない性行為に巻き込まれた場合にも使用されています。
非常に効果の高いことで有名な薬ですが、それでも100%妊娠を防げるわけではありません。
正しい知識を持っておかないと、アフターピルを服用しても油断していると妊娠してしまう可能性もあるので注意が必要です。

性行為の際、一般的にはコンドームなどで避妊をしている人が多いです。
しかしコンドームの避妊成功率は約80%ほどしかなく、破れたり使用するタイミングが遅すぎるなど様々な原因で失敗することがあります。
失敗したことに気付いたら、妊娠が成立する前にできるだけ早く対処しなければなりません。
そこで役立つのがアフターピルで、避妊の失敗から24時間以内に必要な量を服用すれば、約96%という高い確率で妊娠を回避することができます。

女性に毎月やって来る生理に大きく影響を与えているのが、エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンです。
エストロゲンは約4週間ほどかけて卵子を成熟させて排卵させ、同時に着床に備えて子宮内膜を分厚く育てます。
排卵後になると役目を終えたエストロゲンは徐々に減少し、代わりに分泌量が増えるのがプロゲステロンです。
プロゲステロンは子宮内の環境や体内の機能を整えて妊娠に備える役目を持っているのですが、着床しなければ役目を終えて分泌量がストップします。

女性の身体に生理が起きるのは、このようなホルモンバランスの変化が原因です。
アフターピルにはプロゲステロンと同じ作用を持つ物質が配合されており、服用することで体内でプロゲステロンが分泌されている状態になります。
服用が終わると分泌がストップしたのと同じ状態になるため、本来の生理が起きるメカニズムをアフターピルが人工的に引き起こすことになります。
これによって排卵を遅らせることができますし、万が一受精していたとしても生理を発生させて体外へと排出することが主な効果です。

ただ、服用すれば確実に避妊効果を得られるわけではありません。
受精から時間が経てば経つほど受精卵は着床へと進んでしまうため、アフターピルによる効果は時間の経過とともに低くなっていきます。
24時間が経過するまでは96%の成功率を誇りますが、25時間以上経過すると成功率は85%、45時間以上経過すれば58%ほどへと落ち込んでしまいます。

アフターピルで避妊が成功した場合、服用から3週間以内に生理の時のような消退出血が起きるはずです。
いつもの生理日とは当然ずれますが、服用直後に出血する人もいれば3週間後にやっと起きる人もいます。
服用から3週間以上経っても消退出血が起きない場合は、既に妊娠している可能性が高いので、すぐに産婦人科などを受診するようにしましょう。

アフターピルに副作用はある?

アフターピルは避妊に高い効果を発揮してくれる頼れる存在ですが、ホルモンと同じ働きをする医薬品である以上副作用のリスクもかなり高くなります。
服用した人の多くに見られるのが、吐き気や倦怠感といった身体の不調です。
この他にも、頭痛やふらつき、生理痛のような痛みに精神面での不安定、浮腫みなど様々な症状が現れる可能性もあります。

緊急かつ確実に作用させるため、アフターピルには高濃度のホルモン物質が配合されています。
急激にホルモンバランスを上下させるため体への負担も非常に大きく、吐き気や倦怠感といった副作用が起きる可能性が高いです。

副作用の中でも特に注意が必要なのが、吐き気だけでなく実際に嘔吐してしまうことです。
服用した人のうち大なり小なり吐き気を感じる人は約50%にも上り、その中の20%は実際に吐いてしまいます。
アフターピルを服用して体内に成分が吸収されるまでは約2時間ほど必要なので、その時間が来る前に吐いてしまえば正しい効果が得られません。

妊娠を回避するために必要な成分量を吸収できなければ意味がないので、服用から2時間以内に吐いてしまった場合は注意しておきましょう。
すぐにもう1度服用しなければならないので、最初に処方してもらった産婦人科へ連絡してすぐ対応してもらえるようお願いしてください。

アフターピルを何度も使用したことのある人なら副作用が起きる感覚が分かってくるのですが、初めて使用する人はそれも難しいでしょう。
嘔吐が心配な場合は、念のために処方してもらったその場で服用し、そのまましばらく産婦人科か周辺にいて様子をみることをお勧めします。
また、アフターピルを処方してもらう際に一緒に吐き気止めを処方してもらえることも多いので、医師に相談してみると良いでしょう。

産婦人科が遠方だったり、仕事などで忙しくて何度も処方してもらえない場合は、嘔吐した場合に備えて通販で予備としてアフターピルを購入しておくという方法もあります。
初めて利用する人は一度医師の診察を受け、正しく服用する方法などを指導してもらった方が安心ですが、既に利用したことがある人は通販で購入しておけば、いざという時すぐに服用できるので非常に安心です。
副作用で嘔吐してしまった時でもすぐに再服用できるので、避妊を成功させられる可能性も高まります。

どうしても副作用が心配だという場合は、アフターピルの種類を変えてみてください。
最近は1錠服用するだけのタイプが主流ですが、1錠だけだと配合されている成分量も多く、副作用の可能性が高いです。
一方、時間を空けて合計2錠を服用する種類もあるのですが、こちらは服用の手間がかかる代わりに1回あたりの成分量が少ないので、副作用が起きるリスクも下がります。
1錠タイプも2錠タイプも効果に違いは無いため、副作用が気になる場合は医師に相談したうえで2錠タイプを選ぶと良いでしょう。

アフターピルはどうして保険が効かないの?

アフターピルはドラッグストアでは販売しておらず、必ず医師の診察を受けて処方してもらわなければなりません。
市販されていないのは、高濃度のホルモン成分を含むというリスクの高さに理由があります。
市販されている医薬品は、病院で処方される薬に比べて効果が低い代わりに副作用の心配も低く、誰でも比較的安心して利用できるものです。
一方で処方薬は効果が非常に高い半面副作用のリスクも高く、素人が自己判断で服用して良いものではありません。

このためアフターピルも必ず医師が患者の状態や既往歴などを診察し、使用しても問題ないと判断した場合のみ処方することになります。
服用方法も副作用も注意が必要で扱いが難しいため、将来的にも市販される見込みはあまりありません。

医師の処方と聞くと保険適用されて安く購入できそうですが、実際には診察代も含めて約15,000円から20,000円以上かかってしまうこともあります。
そんなにするのかと驚く人も多いでしょうが、避妊の失敗は決して病気とは言えないため、病気治療のために使用される保険は適用外です。
あくまでも自由診療での処方となるため、このように全額自己負担する必要があります。

本来、保険というのは病気を治療するために行われる様々な検査や投薬に対して、費用を補助するために使われるものです。
妊娠の可能性があったり避妊に失敗したというのは健康に直接悪影響を及ぼす病気ではないため、保険を利用することができません。
診察料はもちろん、薬代まで全てを実費で支払わなければならないため、産婦人科を受診する場合はお財布の中身を十分にしておく必要があります。

アフターピルの値段について

アフターピルの値段は産婦人科や種類によって様々で、安いものなら5,000円ほど、高価なものなら薬だけで15,000円ほどすることもあります。
この他に初診料や診察料で2,000円から3,000円ほど必要になり、処方の際に念のため妊娠検査やエコー検査などを受ければさらに費用は高くなってしまうので注意が必要です。

少しでも費用を節約したい場合は、通販で購入するのも良いでしょう。
海外では安価なアフターピルが販売されており、個人輸入という形で購入することができます。
最近では個人輸入代行業者も増えており、日本語のサイトで一般的な通販サイトと同じ感覚で利用することができます。
取引実績が多く信頼できる業者が取り扱っている海外の製品であれば、効果にも不安はありません。

国内で処方してもらうのと比べてかなり安く購入できますし、診察料も必要ないので全体的に費用をかけずに避妊することができます。
ただ、海外から郵送されてくるので2週間ほど時間がかかることが多いです。
いざという時にすぐ服用するためにも、念のため前もって注文した方が安心です。
まとめ買いも可能なので、送料を節約するためにもある程度の量を購入しておくと良いでしょう。

アフターピルを正しく飲んでも妊娠する場合がある?

アフターピルは、わずか1錠や2錠の服用で終わりという手軽な薬です。
長期的にホルモンバランスを操作して避妊に適した身体作りをしていくのではなく、短期的に急激な効果をもたらすため、服用方法によっては避妊に失敗してしまうリスクもあります。
具体的には、避妊の失敗から24時間以内に服用した場合で約0.5%以下、24時間以上経過すると約2%は妊娠の可能性があります。

アフターピルのメカニズムは、プロゲステロンと同じ働きを持つ成分を服用することで体内を生理が起きる状態と同じ環境にコントロールし、排卵時期を遅らせたり子宮内膜への着床を阻害することです。
この効果を最大限に発揮するには、精子と卵子が出会う前、もしくは受精した直後から服用することが必要不可欠です。
服用が遅れれば排卵を止めることができませんし、既に受精して着床が着々と進んでいる最中に服用しても効果はあまり期待できません。

このため、一定の時間が経過した後に服用した場合、正しい方法で服用していたとしても妊娠するケースは大いにあります。
一般的に、服用で一定の避妊効果が得られるのは遅くとも性行為から72時間以内とされています。
72時間というと約3日ですが、受精卵の着床は早ければ性行為から約2日以内で完了することもあるため、3日目に服用しても時すでに遅しということも珍しくありません。

服用時間が遅れてしまった場合は失敗の可能性も上がる

実際、よくある避妊失敗のパターンとして服用時間が遅れたことが挙げられます。
冒頭で述べた通り、24時間以上経過すると一気に妊娠の可能性が高まってしまうため、いかに早く服用するかがポイントになります。
医師が処方する場合は経過時間なども考えて処方され、すぐその場で服用するよう指導されるので失敗のリスクも抑えられるのですが、通販で購入した場合は注意が必要です。
うっかり後回しにしたり服用を忘れていたりすると、1時間ごとに着床が近づいてくることを忘れないようにしましょう。

また、いくら正しく飲んでも嘔吐してしまっては効果を得ることはできません。
これもよくある失敗例で、服用からしばらくして嘔吐したものの、気にせずそのままにしてしまったケースで見られます。
体内に成分が吸収されるには最低でも2時間は必要なので、2時間以内に嘔吐してしまえば服用していないのと同じことです。

自分では72時間以内に服用したから大丈夫だと安心しきっていても、肝心の成分が吸収できていないので着々と妊娠が成立している可能性もあります。
嘔吐した場合は楽観視することなく、2時間以上が経過している場合でも念のため医師に相談したほうが良いでしょう。
必要に応じて、再度服用が必要になります。
嘔吐と同じく下痢をした場合でも成分が吸収できていない可能性があるので、医師に相談してみてください。

このように、アフターピルは飲みさえすれば避妊できるという万能薬ではありません。
服用方法を守ったとしても、時間が遅くなれば妊娠する可能性が高まることを覚えておき、少しでも早く服用するよう心がけましょう。

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