2018年03月09日更新

プレマリンの効果と副作用

結合性エストロゲン製剤の一種であるプレマリンは、卵巣の中の細胞の働きを促す効果があると言われます。
主に女性ホルモンの一つに当てはまるエストロゲンが要因の婦人科系の不調に良く効き、更年期障害や膣炎などの疾患の対処に用いられます。

プレマリンの中には結合性エストロゲンと呼ばれる有効成分が含まれており、体内に入ると活性エストラジオールと言う生理活性作用のある成分になります。
これによって女性ホルモンが減少することで起こる不調に効果があり、更年期障害なら閉経後に少量摂取することで血管運動神経症状やのぼせといった症状を良くします。
この他膣炎、器質的に異常のない子宮内膜から出血が起こる機能性子宮出血の治療にも使用されます。

卵巣機能不全症という不妊治療にもプレマリンは利用され、この病は卵巣機能が低下しホルモンバランスが乱れ生理周期が不安定になったり排卵障害が引き起こされます。
卵巣機能不全症は過度のダイエットやストレスなどの自律神経の乱れが要因で、脳から卵巣への指示が上手くいかずホルモン分泌が正常に作用しないと言われます。
この疾患が続くと妊娠しにくい体になりますが、プレマリンを使用すると卵巣機能不全症による無月経や無排卵月経などの治療における排卵率は34.1%になるとされます。
それでもプレマリンの服用は婦人科等でホルモン検査をして、エストロゲンを補充する必要があるか判断された後に処方されます。
少なくとも体内のホルモンバランスを左右することが出来る薬なので副作用もあり、用法用量を守ることが大切です。

重大なものでは血栓症という血管内で血液が固まり詰まってしまう病であり、喫煙中に服用するとリスクが上がるため注意が必要です。
ふくらはぎや下半身の痛み、めまい、息切れが血栓症の初期症状だと気がついたらすぐに服用を止めて医療機関へ向かうべきです。
血栓症は心筋梗塞や脳梗塞に発展する場合があり、命に関わる恐れがあり危険です。

プレマリンに避妊効果はあるのか

不妊を初めとしたホルモンバランスの不調に効果のあるプレマリンですが、避妊にも効くと考えるかもしれません。
一般に販売される避妊薬は卵巣ホルモンと黄体ホルモンの2つが含有された女性ホルモン剤のことを指します。
卵巣ホルモンはエストロゲン、黄体ホルモンはプロゲステロンという成分でありプレマリンには片方の成分しかありません。
その為避妊効果がないと言え、この他プレマリン自体にある結合性エストロゲンの量も関係してます。

避妊薬に含まれるエストロゲンと比べるとプレマリンにある卵巣ホルモンの量は少なく、低用量の避妊薬の7分の1ほどしかありません。
なので妊娠回避の作用があるほどの量はプレマリンにはなく、使用目的には合いません。
安易に薬剤を使用するのは危険であり、プレマリンの使用は血栓症以外にも様々な副作用があります。
肌では色素沈着や脱毛、発疹やじんましんが出ることがあり発症したら医師に相談しましょう。

またプレマリンを摂取すると太るという意見がありますが、これは電解質代謝が関係してます。
ナトリウムなどの体内に電気を通す物質が体液にはありこれを電解質と呼び、この代謝が上手くいかないと体液が身体に溜まってしまいます。
すると体がむくんだり、体重が増えるなど太ると勘違いすることになります。

しかしこれは一時的なものとされ自己判断で使用量を減らす、服用を止めるのはいけません。
乳房の痛みや張り、腹痛、吐き気などの症状も副作用に挙げられるもので肌以外にも身体の様々な場所に不調を伴うと言われます。
特に乳房は乳がんのリスクを上げる可能性もあり、これまでに乳がんや血栓症になった人は利用ができません。

また重い肝障害や子宮内膜増殖症を患ってる人も症状を悪化させる理由から服用はできないとされます。
高い効果がある反面リスクも多いプレマリンは薬としての作用ばかり期待するのはお勧めできません。
本来自分が悩まされる疾患の要因となる生活習慣を見直すだけでも不調を緩和できます。

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